携帯回線通信障害への備えを

複数キャリア回線を持っていると、いざというときに助かります。

日本は現在携帯電話会社が多く存在しますが、実際は電話基地局を直接保有しているのは4社しかありません。それはNTT Docomo、au (KDDI)、Softbank、楽天モバイルです。この4社のことをMNO業者といいます。

ほかの携帯電話会社がこの4社のいずれかの回線を借りています。(これをMVNO業者といいます)

基本的に携帯電話の障害というのはMNO4社(docomo、au、softbank、楽天)のいずれかで通信障害が発生していることを指します。例えばdocomoで障害が発生したときはdocomo傘下のブランド(ahamo)やdocomo回線を借りているMVNO業者(OCNモバイルなど多数)も通信障害が発生します。

同様にauではサブブランドのpovo、UQモバイル、UQ Wimaxやau回線を借りているMVNO業者(例:mineoのプランAなど)でも通信障害となります。

SoftbankではY!mobile、LINEMOや借りているMVNOで障害が発生します。

MVNOを使っている方(MNO4社以外の携帯会社)は自分の回線がMNO4社のどの回線を使用しているか必ず把握しておきましょう。(携帯電話会社の契約プラン内容に記載があります)注意点としてはMVNO携帯電話会社によっては複数のMNO業者の回線を利用でき、契約プランごとに使用するMNO業者がは変わる場合があります。(例;mineo)

携帯電話会社で通信障害が発生したときにおこる事態

携帯電話会社にて通信障害が発生したとき、フリーWifiなどの無線LAN回線に接続できないときはインターネットの閲覧ができません。つまり、SNS(Twitter、Facebook)のアプリなども閲覧できません。ということは「通信障害か端末の故障かの判断がつきにくい」という問題が発生します。検索できませんので。

そして、基本QRコード決済はインターネット回線に依存しているため、通信障害でインターネットにつながらないと決済ができなくなるという事態に発展します。なお、コンビニなら無料WIFIあるじゃないかと思いがちですが、管理がされていないケースが多く、まともにインターネットにつながらない無料WIFIが散見されます。さらにはセブンイレブンは無料WIFIを廃止しました

このようなこともあり、皆様にお勧めするのはサブ回線を持つということです。2回線の契約が必要となりますが、一方は臨時用なので最低限の契約でいいのです。つまり1000円未満の回線を契約しSIMを中古スマホ(テザリングできるもの)に入れておけばOK。

ただし、現在契約している回線とは別のMNO業者回線であることが大事です。

mineoやOCNモバイルなどあさって見ると1000円未満の回線契約が存在するはずです。注意事項としては中古端末や自分の使用済み端末を用意する必要がありますが、SIMロックや対応周波数については適合していないと通信不能になります。最初にMVNOの契約プランを決めてから、その回線にあった中古スマホを購入することをお勧めします。ばあいによってはAmazonなどで取り扱っているSIMフリー端末のZenfone、Redmi、oppoなどの2万円未満のスマホをテザリング目的で購入するのもありかもしれません。(このようなSIMフリースマホはMVNOの設定が最初から入っていることが多いのです)

あとは到着したSIMを端末に入れて場合によっては設定を行う必要があります。わからない場合は弊社でも行えるので、ご相談ください。(有償サービスになります)